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娘は思春期、義父は認知症、本人は無職、どうすれば

ヒヤリハット。人生でヒヤリとした5つの体験

ヒヤリハットした体験

ヒヤリハット」という単語をご存知だろうか。

 

仕事をしている人ならご存知でしょう。

 

仕事をしていて、「ヒヤリ」としたり、または「ハッと」した小さなミス。

 

その小さなミスを繰り返していくと、300分の1で大事故に繋がるという。

 

大事故に繋がらないよう、ヒヤリハットの段階で注意していこうという言葉だ。

 

大事故


これはおおかた人生にも当てはまると思う。

 

人生、ヒヤリとした瞬間があると思う。

 

ヒヤリとした体験が人生にもあると思う。

 

個人的に、ヒヤリとした体験を思い返してみた。

 

 

我が子にヒヤリとした瞬間

娘が赤ん坊の時、いつも風呂に入れる当番だった。

 

まだ長女ナナが赤ちゃん、6ヵ月くらいの頃。

 

6ヵ月と言えば、まだハイハイくらいのお年頃である。

 

その日は妻の実家の旧型の風呂「風呂桶が銀色のステンレスで床がタイル張り」という昔ながらの風呂でナナを入れることになった。

 

いつものようにイスに座り、ヒザの上にナナをのせて洗っていた。

 

ベビー石鹸をつけて身体をなでるように洗い終え、さあ頭を洗おうとベビーシャンプーに手を伸ばしたところ。

 

ナナは石鹸でつるつるになったヒザの上をつるっと滑った!

 

つるっと滑ってヒザの右側から、ナナは床に落下した!

 

真っ逆さまに頭から垂直落下した!

 

6カ月の赤ん坊が、高さ60センチから垂直DDT、パイルドライバーを喰らったのである。

 

落下した先に待ち構えてたのはユニットバスのブラスチックではなく、昔ながらの固いタイルであった。

 

固いタイルに真っ逆さまに、頭頂部からぶつかった。

 

2秒くらい時が止まった。

 

そして

フンギャーーーーッ!

隣近所に聞こえんばかりの大声で泣き叫んだ。

 

泣かないと失神してたり脳にダメージをうけてたりしてマズイが、泣いたら大丈夫と聞いたことがある。

 

痛みが治まるまでまって、泣き止むまであやしてやった。

 

泣く赤ちゃん


後頭部でなくて良かった。

 

この時は本当にヒヤリとした。

 

ヒヤリハット体験であった。

 

それ以降、かなり気をつけるようにしたが、しばらくすると立って洗えるようになったので落下する心配は無くなった。

 

今や高3のナナの成績がビリに近いのは、これが原因かもしれない。

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スクーターでヒヤリとした瞬間

高校生のころ、「JOG」という原チャリスクーターを買ってもらった。

 

当時のスクーターのエンジンは2ストローク方式といって、4ストロークの今のエンジンと違い、馬力が出るものたった。

 

マフラーを「チャンバー」というパリパリ音が出るヤツに変えるだけで、時速80キロは出た

 

友人の家から帰宅中、国道2号線が空いていたので、時速80キロでぶっとばしていた。

 

スクーターのスピードメーターは60キロまでしかないので、針は振り切っていた。

 

推定80キロである。

 

ふと4スト(ローク)の甲高いエンジン音が聞こえたので左に寄った。

 

ミラーにバイクが映り、みるみる大きくなっていく。

 

そして400ccの大きなバイクが、80キロで飛ばしているぼくを瞬時に抜かしていった

 

大きいバイクはいいなあ。

 

と、思ったその瞬間。

 

白バイが赤色灯を光らせながらぼくを抜いた。

 

驚きのあまり目ん玉が飛び出た。

 

ぼくは鼓動が早くなるのを感じた。

 

「やばい、原チャリの制限速度は30キロ。今80キロ。

50キロオーバーじゃ免停どころじゃない騒ぎになる!免許取り消しか?」

 

そんなふうなことが頭をよぎった。

 

血の気が引くのを感じた。

 

白バイ


白バイは、一瞬スピードを緩めた。

 

こっちもスピードを緩めたが、計測されていたらすでに遅い。

 

と、思っていたら、白バイの750ccエンジンは音を高め、加速して視界から消えていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

しばらく走ったら、さっきの400ccが白バイと共に路肩に停まっていた。

 

捕まったのは400ccだった。

 

80キロで走るスクーターを瞬時に抜いていったのだから、120~130キロ、いやもっと出していたのだろう。

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パチンコ屋でヒヤリとした瞬間

まだ30代前半、パチスロにハマっていたころ。

 

ふらっと入ったパチ屋で、「サラリーマン金太郎」という爆裂機が空いていたので、座って打った。

 

スロットサラリーマン金太郎

スロット解析攻略~桜~サイトより引用

 

少しの投資でビッグボーナスを2回引き、コインが台の下皿いっぱいになった。

 

「今日は調子がいい」

 

そんな風に思った瞬間、後ろから声をかけられた。

 

ぼくより10歳くらい上のオジサンだったが、黒のダブルのスーツに濃いストライプのシャツ、革靴で角刈り、額には剃り込みが入っていた。

 

筋者だ・・・・・・

 

一見して分かる出で立ちをしていた。

ヤクザ

 

ヤ「その台よのぉ、ワシが打っとったんじゃけどのぉ

 

ぼく「え?でも台には何も置いてなかったですよ。コインもなかったし」

 

ヤ「クレジットに20枚くらい入っとったろうがぁ?

 

クレジットとは、スロの機械に入れたメダルの枚数で、たいていドラム下の液晶に表示されている。

 

そこまで見てない、というか普通は見ない・・・・・・

 

普通は「遊戯中」と分かりやすいよう、自分の台の下皿にタバコかコインを置いておくのが常識である。

 

ヤ「ちょっと事務所まで来いやの

 

「は、はあ」

 

台を間違えた場合、店員に言うのが普通である。

 

事務所に来いという時点でカタギじゃない。


・・・・・・はじめてパチ屋の事務所に入った。

 

店長らしき人と店員がいる。

 

監視カメラが写すモニターが何台もならび、いろいろな機械が設置してあった。

 

まるで高層ビルの警備室か、どこかのスタジオのようだった。

 

ヤ「店長さんよぉ。158番台のあたり、巻き戻してくれんかのぉ

 

事情を察知した店長は、158番が映っているモニターの録画を30分近く巻き戻した。

 

モニターの158番台付近には、たしかにその人が打っているのが記録されており、画面に映し出された。

 

その人が席を立ち、10分後くらいにぼくが入ってきて、同じ台を打っていた。

 

ヤ「間違いないのぉ、ちゃんと見たのぉ

 

その人は図太い声でいった。

 

(でも、何も置いてないじゃないか)

 

と言いかけたがやめた。

 

相手は恐喝のプロだ。

 

その筋の人相手に口論で勝てるわけがない。

 


これから先、どうなるのか。

 

向こうから暴力はないだろう。

 

警察沙汰は向こうも困るだろう。

 

こっちは空手なので、暴力は別にいい。

 

なにか金品を請求されるのか。

 

それとも別のなにかがあるのか。

 

予想がつかなかった。

 

あまりの恐怖に足が小刻みに震えていた。

 

ヤ「もうちょっとあの台で打っとけや。あとで行くけぇのぉ

 

「??」

 

よく意味が分からなかった。

 

が、ぼくは事務所で開放された。

 

一目散に走って先ほどの台に行き、コインを箱にかき集め、さっきの人がいないか回りを確認しながら1万5000円ほど換金し、すぐにパチ屋から飛んで逃げた。

 

助かった・・・・・・

 

マジでヒヤリとした瞬間、というか15分くらいか。

 

当分のあいだ、その店には行かないようにした。

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高校生のころ、2階に部屋を与えられた。

 

2階には四畳半のぼくの部屋しかない、小さな家だった。

 

もうすぐ夏で暑かったので、窓を10センチばかり開けて寝た。

 


ふと、夜中に目が覚めた。

 

なにかを感じる。

 

霊

フリー素材ぱくたそより引用


真っ暗闇の中、見渡した。

 

すると、開けておいた10センチの隙間から、がのぞいていた。

 

2階には一部屋しかない。

 

周りは屋根だ。

 

屋根を伝って、誰かがのぞきにきたのか

 

部屋には高校生だったぼくひとりだ。

 

強盗か。

 

のぞき魔か。

 

恐怖におののいた。

 

血の気が引いた。

 

枕元のメガネを取った。

 

メガネをかけても、暗すぎてよく見えない。

 

男か女かも判別できない。

 

ただ、黒い二つの目玉だけがこちらをずっと凝視していた。

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よく見ると、顔の幅が、開けた窓の隙間と同じ、10センチくらいしかない!

 

大人の人間ではない!

 

目、鼻、口があり人間の顔に見えるが、大きさが人間の大人じゃない。

 

子供か。

 

出たか。

 

とうとう出たか。

 

いままでというものに遭遇したことがなかったが、とうとう現れたか。

 

子供の霊か。

 

相変わらず黒い二つの目玉がこちらを見ている。

 

恐怖で身体が動かなかった。

 

動けなかった。

 

なんの恨みがあるんだ。

 

こちらに危害を加えるつもりか。

 

網戸を超えて、なぜ入ってこない。

 

勇気をふりしぼり、電気のコードを引っ張った。

 

チカチカと何回か点滅したあと、蛍光灯が点いた。

 

すると、黒い二つの目玉の持ち主は、

 

「にゃー」

 

と言いながら走り去っていった・・・・・・

 


どうでもいい話だが、30年覚えているほどビビった。

 

どうでもいいけどヒヤリとした瞬間。

いつもヒヤリとする時

 

妻の運転

 

終わりに

短編のつもりが長くなってしまいました。

 

どうでもいいネタが長くなってしまいました。


読み返してみると、なんだか単にぼくがビビリだけのような気がしてきました。

 


よろしければ、あなたの人生のヒヤリハットした体験を教えてください。


長文お読みいただきありがとうございました。

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