クールビズでクーラー28度は本当に節約になるのか?暑くない?
クールビズの導入
ぼくがまだ引きこもりではなく、会社員だったころ。
初めてクールビズが導入された。
男性はスーツの上着なし、半袖シャツ、ネクタイなし、というクールビズスタイルが流行った。
中にはスーツの上着が半袖、というけったいなものが売り出されたようだが、まったく売れなかったらしく瞬く間に消えた。
当時はネクタイなしというのが画期的で、万年スーツにネクタイだった男性陣はこぞって半袖シャツのみで通勤した。
首を絞めるものがなにもない。
いつも納期、経費、はたまた嫁さんに首を絞められているサラリーマンは、半袖シャツの首のボタンを1つ開け、存分に解放感を味わった。
ところで、もともとはネクタイありきでのデザイン購入したような無地のシャツが、ネクタイがないと実は間の抜けたように見える。
なので、紺色など濃い色、ストライプ、チェック柄のシャツなどを何着も選んで購入し、着ていった。
もちろんユニクロである。
クールビズで、通勤はとても楽になった。
そして、世論に従ってクーラーが28度に設定された。
これがくせ者であった。
クーラー28度は暑い・・・・・・
男性陣にとって、そもそもクーラー28度は暑い。
会社はIT系だったので、各自パソコンを睨みながら仕事をする。
ひとりひとりの机にパソコンが1台、多い人だと2台や3台も並べて、すべてのファンがうなり、熱気を放出している。
事務職の方ならお分かりでしょうが、パソコンが発する熱は相当なものである。
たぶん28度どころではなく、32度くらいに上がっていたのではないか。
クールビズだろうがなんだろうが、暑い。
「暑くないか~」
と隣にいうと
「暑い、のぼせる~」
と返ってきる。
中にはクリアファイルでパタパタを仰いでるヤツもいる。
扇子を持ってきて、パタパタ仰いでるヤツもいる。
IT系の会社でクーラー28度は、男性陣にとってクールビズでも暑い。
クーラー28度を下げる
クーラーの配置は、各島の天井に1台づつ付いていた。
よくある、4方向に冷気が噴出される一般的なタイプだ。
温度調整のパネルは会社の入口にまとめてついていた。
「ちょっと下げようや~」
隣に言って、下げてもらう。
自分の島のクーラーを28度から26度に下げる。
少し効き目があったのか、すごしやすくなった。
すると、女性陣がみな
「寒い!」
と言い始めるのである。
IT系なので、女性が結構いらっしゃる。
しかも長年勤めてこられたベテラン、ようするに「お局さん」が多かった。
お局さんに文句を言われては致し方ない、またクーラーを28度に戻す。
しかし、1~2時間経つとうだるように暑くなる。
クーラーを26度に下げる。
また「寒い!」と文句がでる。
クーラーを下げたり上げたり、男性陣対女性陣の紛争が始まった。
寒いのなら着たらどうだ。
クールビズと言えども、こっちはこれ以上脱げないのだから。
結局うだるような暑さに
結局、気がついた総務が28度に戻したようだ。
またうだるような暑さに戻る。
クールビズも意味がない。
額に汗をべったりかく。
わきの下にも汗がにじむ。
パソコンを目の前に、考えなくちゃいけない仕事なのだが、のぼせて頭が回らない。
本当に節約になるのか
結局、仕事の能率が落ち、ほとんど進まない。
1時間も2時間も残業する羽目になる。
つまるところどうなんだか。
1人1時間残業すると、2000円近く残業代がつく。
ということは、(すごく単純化すると)会社は2000円損することになる。
10人が1時間残業したら2万円。
一か月20日で40万円の経費。
たったわずか数100円か数1000円の冷房費を節約しようとして、会社は何10万円も余分に支払っているのではないでしょうか。
クールビズでクーラー28度で本当に節約になるの?
引きこもりはいまのところ
引きこもりニートの現在は、今のところTシャツ短パン、扇風機でクルクルビズである。
快適である。
しかし南向きのぼくの部屋にはエアコンがない。
夏は地獄かもしれない。
ブログ、書けないかもしれない・・・・・・
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