家はゴタゴタ

娘は思春期、義父は認知症、本人は無職、どうすれば

子犬を飼う時の注意事項。犬を買うって大変だ!(完)

子犬を飼う

 

そんなこんなで、ふく家はペットショップで犬を購入する契約、ならびに子犬を飼う時の注意事項の説明を受けるはこびとなった。

 

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fuku-utsuo.hatenablog.com

 

目次

ペットショップで子犬を買う

なんだかんだで、ペットショップで犬を買う運びとなった。

 

ペットショップの子犬が展示してある大きなガラス窓、その裏側が「ご契約ブース」となっている。

 

ふく家御一行様はそこへ案内された。

 

そこで担当者からの説明を受ける。

 

そのガラスの向こう、外側はうるさいお子様たちを何人も引き連れた主婦たちが、可愛らしい子犬をガラス越しにながめている。

 


諸費用についてだが、ぼくの知らないあいだに、裏で婆さんがペット屋さんにすでにネゴシエーション済みだった。

 

トイプードルは人気がありすぐに売れてしまうため、ぼくの知らないあいだに、着手金1万円も支払い済みとのことだった。


嫁「保険、サポート料みたいなのが余分にかかるるって」

 

ぼく「保険ってなに」

 

「1年以内に死んだら、金が返ってくる」

 

「ふーん、1年保証か。パソコンみたいだな」

 

「さらに50%、70%、90%のどれかを選んで、病気で診察したら、その分の費用が帰ってくるんだと」

 

「ふうん、医療費の還元ね・・・・・・」

 

担当者「まだ赤ちゃんなので、1年以内はなにかと病気にかかりやすいです。

 

だいたい皆さん、50%か70%のタイプをお選びになりますよ。

50%還元されるタイプは、1年間で2万円。

70%還元タイプは3万9000円、

90%還元タイプは5万2000円となっております」

 

うーん、 車両保険みたいなものか?

 

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とにかくどのタイプにするのか、皆がJCBカード支払い担当のぼくの顔色をうかがった。

 

50%タイプか、70%タイプか、

 

うーむ・・・・・・

 

子犬のトイプードル

フリーフォト写真ACより引用

 

「エート、この、90%還元の5万2000円のでお願いします」

 

ええっ、という驚いた表示で、婆さん、嫁さんそして店員さんまでもがぼくの顔を見た。

 

「だって、風邪ひいて病院行って1万円払っても、たった1000円で済むんでしょ?

 

だったら最初の1年間だけ90%還元のにして、どんどん病院にいきまっくて、先生にいろんなノウハウを聞いてくればいいじゃん。

 

高いけど、授業料だと思えば高くない」

 

ふ~むナルホド、と、みな関心したような顔で僕を見た。

 

どうだ、いい考えだろ。

 

名言だろ。

 

ちょっとは見直しただろ。

 

これで、ぼくはじつは立派ですばらしい父親として尊厳、威信、威厳ともに保たれたに違いない。

 

ただの「JCBカード支払い係」から「頼もしい父親」へと、昇格したに違いない。

 


しかし結局、1年間で病院にいったのはたった1回だった。

 


ぼく「結局、トータル費用はいくらになるんじゃ?」

 

嫁「犬だけで19万円、3万値引きで16万円だって。

 

保険、エサ、消耗品その他こみこみで24万円」

 

24万円!

 

長さ20センチの、茶色いうごく毛玉が24万円!!

 

「消費税込みなのか」

 

「固定資産税はかからないのか」

 

減価償却はどうやるのか」

 

「リースにはならないのか」

 

「ぼくの通勤用・軽自動車購入の話はどうなったのか」

 

などのぼくの意見、心配、提言などはみなまったくスルーされた。

 

ぼくはやはり、ただのJCBカード支払い係だった。

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ペットショップで子犬を買う手続き

 

そして、実際のご書面でのご契約にいたる。

犬購入契約

(昔の携帯なので画像が荒い)

ここは嫁さんが書くが、名義はぼくになっていた。

犬購入契約


どうやら金銭面、および責任面に関しては、すべてぼくになすりつける事になっているらしい。


そのあいだ、ガラス側のチビ犬がケンカばっかりして、うるさいったらない。

 

犬たくさん


キャンキャン、ギャン、キャンキャン

 

犬吠える


キャンキャンギャン

 

あんまりにもうるさくなると、店員さんが「パンパンパンッ」と手を叩く。

 

すると、白い毛玉と黒い毛玉はビクッと停止して一斉にコチラを見、一瞬だけ静かになる。

 

でもその静寂は1秒でしかもたず、また白と黒の毛玉がキャンキャンと喧嘩をはじめる。


ぼくもマネをして「パンパンパンッ」と叩いてみたが、またもや無視であった。

 

子犬たくさん

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子犬を飼う時の注意事項

ここからは、子犬を飼う時の注意事項の説明が始まる。

 

まず、家に持ち帰って、一週間程度はゲージから出さず、抱き上げてもいけないらしい。

 

環境が大きくかわるため、ストレスを与えずになれさせるためだそうだ。

 

新車の慣らし運転、というところか。

 


そして、ここからことこまかに取り扱いの説明がはじまる。

 

「水分補給のしかた」

電解質水に粉を半分いれてナントカカントカ。


「ご飯」

ナントカを大さじ3杯、15グラムほどを、3回。 お湯でふやかして。


「環境が変わってストレスのため、下痢になる可能性があります」

その場合、整腸剤をカントカ。


「最初をエサを食べないかもしれないので」

匂いつけのエサを混ぜてください。


なんだなんだ、えらいこっちゃ。

 

これじゃ、人間の赤んぼのほうがラクじゃないか。

 


キャンキャン、キャンキャンキャンキャン

 

子犬 ペットショップ


パンッ


「指定栄養剤を与えること」

 

低血糖予防にエナーゼルを与えること」

 

「とにかく一週間は安静に」

 

病人かよ。

 

「今は寒い時期があるので保温に気を付けること」

 

「冷える時は湯たんぽとかヒーターで温度調整をすること」

 

「ペットボトルにお湯をいれてタオルでくるんでもよし」

 

老人かよ。

 

「ペット用ヒーターもございますので、よかったら見てください」

 

ビジネスかよ。


ウー、キャンキャン、キャン

 

犬たくさん


パンッパンッ


「トイレ」

トイレを失敗して怒ると、オシッコそのものをしてはいけないと勘違いし、コソコソしだすので注意。

 

まだまだ子犬を飼う時の注意事項は続く。

 

シート上で成功したときだけベタほめすること。

 

とにかく現行犯、常にその場でほめる、しかること。

 

犬は、すぐに忘れるから。

 

ここは人間の子供と同じだな。


「鳴いてもすぐに反応しない」

鳴けば相手してくれると覚えてしまうから。

 

異変の時以外は無視して。

 

これも、泣いてすぐあやすとワガママになる子供と同じだな。


フィラリアに注意」

怖いです。蚊ががキャリアの伝染病です。

 

5月~12月に注意。


「そして肝心の避妊手術は、6ヶ月あたりで行ってください」

あ、なんだ。 メスだったのか。

 

なんだかんだ言って、パソコンのほうがずっと楽だ。

 

子犬を飼う時の注意事項はここまでである。

 

長い。

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家族も読者様も、もう疲れ果てている

 

トイプードル 子犬

フリーフォト写真ACより引用

犬を購入する契約の完了

そんなこんなで、3時間。

 

やっと契約の締結。

 

婆さん、嫁さん、ぼく全員げっそり。

 

チーだけが、モコを入れたダンボール箱を満足そうに胸にだきかかえ込み、嬉々として家路についたのであった。

家に帰り

最初は「赤ちゃん」というかんじで、遠慮がちにクークー鳴いてたモコ。

 

ところが一週間たち、ゲージから開放すると、もうすでにエラそーな顔してキャンキャン跳ねまっている。

 

もう、ひとまわりは大きくなってしまった。


これはいかん、小さいうちに写真をとっておかなければ。

 

というわけで、一眼レフを取り出し写真撮影にトライ。

 

一応、前会社は新聞社の子会社で、上司の上司がカメラ撮影のセミプロ並み。

 

その人に撮影技術をみっちりと教えこまれたので、ちょっとそこらへんの素人さんとはテクが違いますよ。


ほれ、パシャリ。

 

どーですみなさん、可愛いでしょう

  ↓

トイプードルの子犬


あれ。

 

ぜんぜんピンが合わない。

 

もう一度、パシャリ

  ↓

トイプードルの子犬


うわダメだこりゃ。

 

ぼくのニコンD3000 (ニコン一眼レフの一番安いの) では、秒速3メートルでアトランダムに高速移動する茶色の毛玉にフォーカスがついていけない。

 

どうしよう・・・・・・。

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そういえば、映画「アース」とか、そういう生き物ドキュメンタリー映画を撮る際、生き物の珍しい生態を撮るのに、「プロのカメラマンが、ジャングルでピクリとも動かず、三日三晩ひそんでシャッターチャンスを狙う」、というのを聞いたことがあるな。

 

ぼくも三日三晩ひそむことにしよう。

 

で、30分悪戦苦闘。

 

なんとかフォーカスが合ってきました。

 

まだ「ドンピシャ!」じゃないですが。

トイプードルの赤ちゃん

 

トイプードルの赤ちゃん

まとめ

これでこのお話はおしまいです。

 

駄文を読んでいただき、誠にありがとうございました。

 

これで、うちは年齢順にならべると

・爺さん

・婆さん

・ぼく  当時42歳 (現在48歳)

・嫁さん いまだ23歳、と言い張っている

・ナナ  当時11歳

・チー  〃 6才

・ルンバ 6ヶ月

・モコ  3ヶ月

の大所帯となりました。(一部、電気で動くやつあり)

 

茶色い毛玉のせいで、家がワヤワヤになってきております。

 


最近、爺さんからの虐待のせいか、だれかれ構わず吠えるようになってきました。

 

「本気吠え」され、家族みんなが困っております。

 

その辺はまた記事にあげようと思います。

 

相談にのってくださいませ。

 

ありがとうございました。

 

(了)

 

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