トイプードルの名前付けで喧嘩する家族。犬を飼うって大変!(2)
茶色いトイプードルを飼うことに
ふく家で、犬を飼うことになってしまった。
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fuku-utsuo.hatenablog.com
目次
前記事を読んでいただけるとお分かりになるのだが、6年前、当時小学1年生のチーは「茶色のトイプードル」が飼いたいとのことだ。
茶色のトイプードル。
「志村動物園」なんかで時々見かけるが、ま、可愛いか可愛くないかといえば、まあ、可愛い。
ぼくの友だちも同じトイプードルなのだが、ブログ写真を見ても、まあ、可愛いか可愛くないかといかといえば、まあ、可愛い。
しかし、北斗の拳のケンシロウに憧れるエセ格闘家オヤジとしては、警察犬シェパード、救助犬セントバーナード、秋田犬、土佐犬など漢(オトコ)らしくカッコよいのがいいな。
獰猛な土佐犬などを飼い慣らし、あるいはシェパードを子分に連れて堂々闊歩(かっぽ)し、そこいらの有閑マダム様が純血統書付高価愛玩犬ナントカチワワ、ナントカポメラニアンなどを連れて「オホホホ」とご談笑をされているそばをとおり、それらを震え上がらて、飼い主のオバチャンも震え上がらせて・・・・・・というのが漢らしい気がする。
シェパードなら「漢たるもの」という感じがする。
シェパードなら「漢らしさ」がにじみ出るような気がする。
しかし、こういう女性とポメラニアンを震え上がらせてしまう可能性もある。
散歩中にこのようなうら若き女性に飼われているポメラニアンを震え上がらせてはいけない。
それと同時に飼い主も震え上がらせてはいけない。
「怖い」と避けられてしまってはいけない。
毎朝同じ時間に散歩し、毎朝同じ時間に出逢い。
そしていつの間にか犬同士が仲良くイチャイチャしはじめ。
それと同時に飼い主同士もイチャイチャしはじめる。
と、いうのが理想像である。
やはりトイプードルにしておこう。
大型犬は食費がかかる、家族より食費がかかる
ちなみに大型犬を飼うとなると、ものすごく食べるため、食費が10万円以上もかかると聞く。
土佐犬(イヌ科・1匹)の食費が、ふく家(ヒト科・4人)の食費の4倍、ということになる。
犬が人間様より4倍も偉い、ということになる。
それはちょっといけないと思う。
と、いうことで、ふく家の予算的理由および飼い主の利己的な理由で、庶民ふく家に身分相応の小型犬トイプードルでよいことにした。
そして、トイプードルの名前を付けることになった。
トイプードルの名前付けで喧嘩する家族
とにかくトイプードルの名前を付けるのに揉めた。
トイプードルの名前付けで喧嘩である。
まず、動物大好きチー、ならびにチー賛同派の嫁さん、婆さんの主張によると。
トイプードルはモコモコこした「茶色」なので、名前は
「チョコがいい」
という。
うーん、なんだかありきたりなような、どこにでもいるような。
「動物嫌い」派閥所属の長女ナナも
「ふーん、ありきたりじゃねぇ」
と、同じ感想だった。
ということで、「トイプードルの名前付けのための家族臨時国会」が始まった。
犬賛成派閥のだれかが
「もこ、が可愛らしくてよいじゃん」
と、一声をあげる。
「それいいねえ」
と犬賛成派閥多数がそれに賛同する。
「犬どっちでもいい」無所属だが購買決定権を持つぼくとしても、何かよい案を出さねばならないだろう。
どうせなら、誰も考えつかないような、かつてない名前がよい。
ぼく 「“ん”はどうだ。 名前は、“ん。”」
嫁 「ん? はぁ? どうやって呼ぶん?
“んーちゃん、お手。” とかそんな感じ?」
「そうそう」
「そんなんダメ。 ほかにいい案は?」
「A」
「ダメ。」
「ζ」 (ジータ)
「なにそれ」
「マイティ・ドッグ。強そうや」
「ぜんっぜんダメ。トイプードルだっつーの、もっと可愛らしいのにせんかい!」
とにかくトイプードルの名前付けで喧嘩する家族。
けんけんがくがくと国会は進行、だれかは怒号し、だれかが野次を飛ばし、だれかは退席し、結局、犬賛成派閥からの案が採択された。
トイプードルの名前決定
嫁「結局、モコ。 よくない? もこもこしてるから」
「うーん・・・・・・またありきたりな。 速水もこみちっぽいけど」
「じゃ、モコで決定ね」
「うーん、イトコんちのバカ犬、ポコ (ビーグル) に似てない?」
「べつにいーんじゃない。犬種ぜんぜんちがうし」
というわけでトイプードルの名前付け国会は閣議決定し、名前は“モコ”と任命された。
そしてこれからふく家、実際に犬を購入しにペットショップへ。
それがもう、超メンドクサイことになるのであった。
犬を飼うって大変。
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