※最近ネタがないので、過去の話です~。 時期がずれてますがご勘弁を。
いつぞやの夕飯どき、テレビが「シューカツについて…」と盛り上がっていた。
笑い声も聞こえた。
最近ボクは、「シューカツ」という言葉に非常に過敏になっている。
「シューカツ」、そのヒビキは胸にくるものがあり、またテレビで笑い声がするのはナニゴトだ、ケシカランと思い、はたまた気にもなったりしたので、箸を置いてテレビに振り向いた。
だがその「シューカツ」とは、僕が最近いそしんでいる「就活」ではなく、「終活」のほうであった。
みなさんご存知であろう「終活」とは、自分が生きている間に葬式の手配とか墓石選定とかイロイロすませちゃおうという、例のそれである。
それは、自分が死ぬ前に、死んだ後のことについてまで事前にコト備を済ませちゃおう、という行為を指している。
だか、人聞きが悪いかもしれないが、ハタからみたらまるで自己満足の為のマスターベーシ○ン、自慰にしかみえない愚かな行為だ。
人間は、死んだら死んだで周りの人間がなんとかしてくれる。
昔からそう決まっている。
ペットですらそうである。
ほったらかしにされるのは野生の動植物の死骸くらいだが、それはそれで他の動物のエサとなり役に立っているわけで、問題ないと言える。
その、シューカツというのがなんと、ハヤリらしい。
老人たちはみな、自慰にふけっているらしい。
人間の老後というのはそれほどまでヒマなのか、と考えてしまう。
ちなみにこれは鶏肉の終宴である。関係ないか。
近年は、ジャーナリストの金子ナニガシ氏が末期癌を患い、死の間際にシューカツを行ってそれを著書にしたら、20万部も売れてしまったという。
金子氏も、「もうちょっと早めに大々的にシューカツを行って出版しとけばヨカッタ、印税をもらい損ねた、遊び損ねた」と、天国で歯ぎしりしているに違いない。
この、今ハヤリの終活が何を意味しているのかと申しますと。
これはまぎれもなく、冠婚葬祭業界の陰謀なのだ。
生前に、生きているうちに、自分の意志で、なるべく早く金を使わそうという陰謀にほかならない。
長いので、明日につづく・・・・・・