うつ病とアルコール依存症ですが、人間です。

うつ病、アルコール依存症とは? 精神病院に入院治療、症状が治らず家庭崩壊寸前です。 しかし頑張れば人間、なんとかなるものです・・・かな?

精神病院

精神科再入院(25)…塀の中の盆踊り大会

(つづき) // わが精神病院で、盆踊り大会が開催された。 まだ夏の日差しが照りつける、8月の盆の時期であった。 夕方6時に運動場に集合、という。 閉鎖病棟から出ると、まだ陽は高くじりじりと肌をやきつけた。 何ヶ所かある運動場の出入り口には、患者…

精神科再入院(24)…ヘッドフォン少年

// (つづき) ある日、黒いヘッドフォンをつけた少年が、テレビの前に座っていた。 著作権 Bluetooth ManiaXサイト 8月、ちょうどオリンピックの時期だったので、テレビはロンドン・オリンピックが流れていた。 少年は、ヘッドフォンをつけて、ソファーに…

精神科再入院(23)…おカマ爺さんに言い寄られたアケボノ

// (つづき) おカマ爺さんはもう70近いお年頃であろうか。 背は低く、小柄で髪の毛も禿げ上がり、スキンヘッドにしている。 手足が短く、腹は飛び出て、どちらかというと滑稽な体型であった。 それに、ふだんは入れ歯を外しているのだろうか、口がぺちゃ…

精神科再入院(22)…おカマ爺さんに口説かれる

// (つづき) ある日、4・5人でタバコ部屋で談笑していた。 まだ夏の暑い日だった。 僕が横長のベンチに座った、ちょうど向かい側に、薬物系と思われるちょいチャラ男系の若いニイチャンと、その左に、70才は目の前であろうチビ・ハゲ・デブのジイさん…

精神科再入院(21)…ベートーベンの患者

// (つづき) 年の頃は60代半ばだろうか。 天然パーマの白髪あたまに、上は黒のスーツ、下はジャージという奇妙なオジサンが現れた。 見た目から、皆は彼を「ベートーベン」と読んでいた。 彼はアルコールで脳が萎縮したのか、認知症なのか、とにかく独り…

精神科再入院(20)…また脱法ハーブの患者

// (つづき) ※記事は、事実をもとに構成されています。決して薬物の乱用を勧める内容ではありません。 著作権 薬事日報HPより 中間開放になって数日がすぎたある日。 突然、デイルームのドアが開き、えらく威勢のよいオニイチャンが松葉杖とともに入って…

精神科再入院(19)…入院仲間

// (つづき) ※記事は、事実をもとに構成されています。決して薬物の乱用を勧める内容ではありません。 デイルームで、いつも4~5人の男性とひとりの女性が談話しているのに気がついた。 笑い声がよく聞こえる。 「この人たちはまともな連中かな」と思い…

精神科再入院(18)…頚動脈をバッサリ

// (つづき) デイルームをのそりと歩く、見上げるような背の高い患者がいた。 アリさん、と名乗った。 僕の身長は180センチちょうど、どりらかといえば平均より少々高いのだが、その僕のちょうど目の高さに、彼の肩がある。 背の高い人全般にみられる特…

精神科再入院(17)…サル少年

// (つづき) ニュースキャスターの声や少年ジャンプの内容が一切頭にはいってこないため、ぼくは他の入院患者たちを観察することにした。 最初に目に付いたのは、奇声をあげる少年だった。 意識して目をやったのではなく、いやがおうでも目に入った。 「パ…

精神科再入院(16)…患者の観察

// (つづき) 中間開放になってからは、なるべくデイルームですごすようにした。 自分の部屋にいると、あいかわらず過去の忌まわしい記憶のはんすうと、会社クビ、離婚、娘たちの別れをシミュレーションしてしまうからだ。 まだ完全にアルコールの禁断症状…

精神科再入院(15)…中間開放

// (つづき) 4回目の朝。 看護師に「中間開放になりましたので、デイルームに出て良いですよ」と告げられ、ガチャりと鍵が開けられた。 病室から、自由に出ることができるようになった。 「隔離病室」というのは、3度の食事と3時のタバコの1日4回、そ…

精神科再入院(14)…過去の反省

// (つづき) 僕は隔離病室で世間から隔離されている。 基本的に牢屋から出ることはできない。 テレビはない。 本もない。 もちろん、お菓子もなければ冷蔵庫もない。 できることといえば… 禁断症状に苦しむ中、脳内で飲酒に至ったまでの過去の記憶を引きず…

精神科再入院(13)…悪夢

// (つづき) 著作権 ウレぴあ総研サイトより 毎晩のように娘たちと遊ぶ夢を見た。 夢の中で、娘たちと楽しく遊んでいる。 その時間は、幸福だった。 そして遊び疲れて 娘たちと一緒にベッドに入る。 寝ころんで、天井を見つめる。 知らないうちに、目が覚…

精神科再入院(12)…負の連鎖

// (つづき) 気がつけば、朝だった。 朝といっても、夜明け前だろう。 鉄格子の向こうの黒い曇りガラスが、ほんの少しだけ青くなり始めていた。 意識が戻ると、まだ禁断症状を感じた。 身体、手足の振るえ、脂汗などがまだ治まらない。 が、それは昨日より…

精神科再入院(11)…禁断症状を耐える

// (つづき) 隔離病室で、点滴を打たれた。 すぐに看護師が、たのんだ精神安定剤と水をもってきた。 すぐ効くように、白い錠剤を噛み砕いて水で流し込んだ。 にがい。 横になった。 白っ茶けた天井を見ていた。 しばらくすると、安定剤のせいか、いくぶん…

精神科再入院(10)…肉体的な禁断症状のはじまり

// (つづき) 鉄格子の保護室で、酔いが醒める。 つづけて、恐怖感、後悔、自責、嫌悪、忌、ありとあらゆる負の感情が心を埋め尽くしていった。 得体の知れない恐怖感。 身体中のすべての細胞が、なにかに恐怖している。 僕は、発狂しているのだろう、と思…

精神科再入院(8)…がくぜんとし、気落ちする

// (つづき) 入院には三種類あることは述べた。 「任意入院」 「医療保護入院」 「措置入院」 ※前記事 「精神科再入院(6)…隔離病室」を参照してください。 そして、僕は自分から病院に来たのだから、当然、「任意入院」だと思い込んでいた。 それなのに「…

精神科再入院(7)…医療保護入院、退院できない……あぜんと

// (つづき) 僕は隔離病室でぼうぜんとしていた。 どのくらい時が流れたのか。 ふと視線をおろすと、うす汚れたベッドわきに白い紙切れが置いてあるのが目に入った。 それを手を伸ばして取った。 その紙切れは、「医療保護入院に際してのお知らせ」と題う…

精神科再入院(5)…診察の記憶がまるでない

// (つづき) 車のなかでションベンをたれながしつづけていた、僕が次に気づいたのは、医師との診察の場面だった。 「医師と面談をした」という部分だけは、強く記憶してていた。 前回とはべつの医師だったが、顔見知りだったため、今回の担当医になってほ…

精神科再入院(6)…隔離病室

// (つづき) 気がつくと僕は、鉄格子の部屋にいた。 茶色いな、と思った。 ゆかは、茶色のタイル。 正面は、茶の鉄格子と、茶のペンキの鉄とびら。 左右は、茶の木の壁。 上を見上げると、うす茶色にしみついた、元々は白であったであろう天井。 その天井…

精神科再入院(4)…入院までのどたばた

// (つづき) 「最期の酒」と称して、紙パックのありったけの焼酎を胃にながしこんだ。 記憶はまったくないが、僕はそうしたハズだ。 それからは、一切の記憶がない。 しかし、記憶がないのは本人だけで、ツレ(嫁さん)は鮮明にその間のことを覚えていた。…

精神科再入院(3)…連続飲酒からの脱却

// (つづき) 「この状況はマズい」 ときおり自覚しつつも、アルコールの禁断症状に耐え切れず、朝から晩まで酒をあおり続ける。 自分ではもう、どうしようもできない。 アルコールが切れたとたんに、手が振るえ、恐怖心が襲いかかり、禁断症状にみまわれる…

精神科再入院(2)…連続飲酒の実態

// (つづき) 朝、目がさめると、必ずアルコールの禁断症状が始まる。 手がふるえる。 ベッドから起きると、足がオノレの体重をささえられないのかと情けないくらいにガクガクとゆれだし、悲鳴をあげる。 極度の不安、恐怖、強迫観念にさいなまれる。 しば…

精神科再入院…連続飲酒

// 朝、起きてから、夜寝るまで…… そのあいだ焼酎をストレートで、ひたすら胃にながしこみつづける・・・・・・ 連続飲酒5日目のことである。 自分でも「この状況はヤバイ」と考えつつも、それを止めることができない。 突然、ポケットの携帯電話が、鳴った。 液…

うつ病・アルコール依存症…再入院のつづき

// (つづき) どのように飲んだのか、といいますと。 朝、起きてすぐに(酒)を入れ、夜寝るまで入れつづけました。 ある日を境に、朝起きて夜寝つくまで、仕事すらいかずに数日間ひたすら飲みつづけました。 なんで朝から飲むようになったのか、といいます…

うつ病・アルコール依存症・・・再入院

// 前略。 みなさんお久しぶりです。お元気でしょうか。 僕は今、精神病院の閉鎖病棟に入院しています。 また、・・・・・・です。 今、入院している精神病院の閉鎖病棟とは、病院のドアから外に出ることのできない、外界からまったく遮断されたところです。 なん…